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タクシー運転手の男女比率 97.5対2.5から新たな取り組みの一歩

タクシーの男女比率。100人に2.5人から現在は増えつつある。

期待される労働者人口の救世主は高齢者と女性ドライバー

 労働力不足の現在、新たな戦力として女性への期待が高まってきている。

これは全産業に共通する総取り合戦が始まったとも言える。

 

運輸業の労働者状況だけをみた場合、全産業に比べ増減を繰り返しながらやや減少傾向にある。近年は離職率が入職率を上回っている。

一方で他産業と比較して最近までの運輸業において定年まで働き続ける労働者が多い状況にあるが若年層の入職は減少傾向にある。いわば高齢者でつなぎとめていたとも言える。

労働者の高齢化がますます進んでいる運輸業では今後労働力不足が深刻な問題となることは明確であり、これまで十分には活用されてきたとは言えない高齢者や女性の活用が鍵となることは間違いないと示唆している。

 

国土交通省の統計「運輸業の労働者をめぐる状況」では運輸業の中でも特にタクシー業界においては女性の比率も徐々に増加しているというデータが示されこの数字が今後の期待とも言われている。

以前と比べ運輸業においてはその業務の性格や労働環境から女性労働者の比率が他産業と比べて低水準で推移してきたが最近は女性就業者数が増加傾向にあることは明るい兆しと考えている。

しかしながら他産業と比較した場合の雇用には溝があり、その溝を埋めることが急務とも言える。

 

今後は女性でいえば労働形態の見直しや改善・時間の短縮等働き方のそのものの見直しにより、フレックスタイム制の実施や託児所の設置などによりパートでも働ける環境が必要となるだろう。

また育児休業制度の定着等、労働環境の整備により一層積極的に女性労働者の活用を図る必要が出てくるものでしょう。

男女比率だけでみたらタクシー業界の明日はない。

 平成2年度の全国タクシー運転手の中での女性運転手比率はわずか0.83%。

それから10年後には2.38%と約4倍に増加しているが実際の雇用者数のデータから女性タクシー運転手が増えていないのです。これは女性が増えたのではなく、かなりの男性が減少したためである。

しかしこの数年に於いて若干ながら増えつつあることは事実であり、タクシー業界も女性への採用の目が開かれてきたのです。

そして何よりタクシー運転手が100人いれば女性ドライバーは2.5人しかいないという状況であり、タクシーサービス業という女性の特性を活かした環境づくりにより、業界転換を図らなければ明日はないとも思える。

 

女性の働ける環境づくりが急務。

女性のタクシー運転手のニーズはどのようなことがあるのか。

そしてお客様視目線による女性ドライバーまたタクシー運転手を目指す女性から見た利点などについて考えていきたいと思います。

 

お客様視目線による女性ドライバーへの期待感

女性がタクシードライバーに必要とされるのはお客様とのコミュニケーション能力が高く、接客に適しているからである。

お客様はなぜ女性タクシードライバーを好ましく思われるのか?お客様からの意見を通して考えてみましょう。

 

女性タクシードライバーは安心できるという安堵が圧倒的多数。

「女性だからほっとする。話やすい」

「女性ドライバーで驚いたけど運転が丁寧で安心感があった」

「子供の送迎を頼むのにも女性の方が安心できる。子供も女性ドライバーの方が怖がらない」

「産婦人科や病院へに行く際に女性ドライバーで気兼ねしない」

「言葉づかいが丁寧。手荷物を持ってくれて優しい」

「夜中だったけど女性ドライバーだから安心して乗車できた」

 

反面、女性のドライバーの運転や地理の未熟さを指摘される。

これは技術面と努力によりカバーできるので今後の採用の課題となるでしょう。

 

タクシーに乗り込んだお客様はまずドライバーが女性であることの意外性に驚くようです。それから人により声をかけてくださるパターンが多く、好印象のまま利用される。

そういう点において女性にとって働きやすい状況と言えるでしょう。

「やっぱり女性だと安心する」とお客様がおっしゃるのは女性の物腰などが与える無条件の安心感が大きなアドバンテージになっているのです。

 

女性ドライバーの育成と取り組み

 従来タクシードライバーは男性の仕事だというイメージを持たれる方が多いと思います。

しかしながら緩やかですが女性ドライバーの数が上昇傾向にあります。都内でもこの25年で女性タクシードライバーの数は約1,000人近くの増員を果たしています。

業界内全体で見るとまだまだ女性ドライバーは少ないのですが各タクシー会社も所属する女性が増える感触と同時に女性の適正についてタクシーは男性より「女性向き」と感じ始めています。

利用されるお客様からも「女性ドライバーに増えてほしい」というような声も高まり好評なことは事実です。

 

女性タクシードライバーの役割

タクシーはお客様のニーズに応じたドアtoドアの輸送サービスを24 時間提供する重要な公共交通機関。

高齢化社会による労働人口の減少や従来から男性に依存してきた業界の就業構造が課題となっていました。

今後は女性タクシードライバーへ柔軟な労働時間の設定が可能と考えられ、子育てとの両立も実現、女性自立の共働きの視野で女性の活躍が大いに見込まれる職業と考えます。

またタクシーは地域に密着したサービスであり、タクシー会社への新規就労・定着は地域での雇用の増加、経済の活性化に繋がるものです。

 

既にタクシー事業における労働力不足の解消に向けた女性の新規就労や定着を図るため女性ドライバーの新規採用に向けた取組みや女性が働き続けることのできる環境整備を行うべく国が支援・PRし国土交通省が「女性ドライバー応援企業」の認定制度を創設しています。

※平成27 年2月閣議決定において女性ドライバーの数を倍増する計画が発表されています。(2013年 約6,700 人 → 2021年 約14,000 人)

 

今回は女性がタクシードライバーに適していること、そして歓迎される人材である理由をご紹介しました。

転職を考えている社会人女性やこれから就職活動を始めようとしている女性の方、是非ご参考になさってください。

 

 

タクシー業界全体の女性ドライバーの数はまだまだ充分とは言えません。

この機会に、今後の転職の選択肢のひとつとして検討していただきたいと思います。

 

 

 

 

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