仕事は辛いことも含めて現実的な職業として人気
ここ数年前から若手に人気のタクシードライバー。
辛い・キツイということの理解を含めて大勢の大学の新卒や第二新卒も入社しているのが現状。なぜ今タクシー会社に人が集まるのか?
20代から30代の都内のドライバーに直接聞いてみた。
年齢ヤキャリアに関係なく、結果が自ら出せる仕事に魅力
タクシードライバーのイメージは50代後半や60代過ぎの定年過ぎた高齢者の仕事と思われると思いますが・・・。
なぜ最近は幅広い年齢層から志す人が増えてきているのでしょうか?
実はその理由として、タクシーならではの多数のメリットや魅力的な仕事であることがあるようです。
ちなみに最近の一般企業の転職の理由として、
給与などの待遇や働く時間・休暇に関する不満を転職理由に挙げる傾向強まってきている。
1.人間関係、上司・同僚との相性
・上司・経営者の仕事の仕方が気にいらない。
・同僚・先輩・後輩とうまくいかない。
2.給与額(報酬)に不満・納得できない。
・給与が低く不満があった。
・昇進・評価が不満だった。
3.会社の将来性が不安
・労働時間・環境が不満・残業が多く休日が少ない
・会社の経営方針・経営状況が悪化
以上が上位3位となります。
■期待するタクシーのメリットや魅力
学歴・経験・年齢に関係なく実力次第の魅力
タクシードライバーの給与は基本給+歩合制
タクシー乗務は割と珍しい給与形態給。収入は個人の能力・実力が左右され、実績が全て評価となって自分に戻る。
年齢や経験そして職歴・学歴などは全く関係ありません。
大学新卒の一般的な平均初任給は約23万位と言われています。賞与を入れても300万円前後が現在の大卒の年収です。
毎年1万円づつ昇給しても、10年後の年収は限られています。
特に最近は終身雇用や年功序列などの昔ながらの雇用形態も見直されています。
その点タクシードライバーは養成研修の約1か月後に乗務をスタートさせたら、毎日の売上の約6割程度の収入が見込めるのです。
転職したばかりの方でも納得できる年収を稼げるのです。若い人には先行逃げ切りを図りたい職種なのかもしれません。
都内大手のタクシー会社の場合、1年目の平均年収は450万円前後と言われています。
入社1〜5年目の平均年収は458万円なのに対し、一般的会社勤務の場合は20代男性・女性の平均年収は293万円、年間165万円も違う。
やはり魅力的な給与ですね。
当然平均ですから結果次第で600万円以上も可能だというのも希望が持てるし、意欲が増すと思います。
自分の時間を有効に使いたいという思考が強い
定時に始まり定時に終わる、残業が無いと言い切れる業種。それがタクシーの仕事の特徴なのです。
業務や責任に追われ厳しすぎる仕事は望んでいないようです。
入社当初は一般の仕事に比べ、ある程度の高収入が得られるという20や30代に人気で増えて注目されて始めているのが現在のタクシーの仕事です。
そして自分で好きな勤務体系が選べる。
当初の勤務体系は大半の会社が「隔日勤務」となりますがその人の能力や生活スタイルに合わせて、勤務形態も3種類の中から選択することができるのも良いですね。
朝来て夕方帰るサラリーマン同様の形態の“昼日勤”、夕方出勤して翌朝に帰る“夜日勤”
そして一般的な“隔日勤務”。朝出勤して翌朝の朝に帰る、約21時間拘束(休憩3時間以上)ですので翌日は明けということで、家に帰り一旦は寝ますが午後からは
翌日の出勤時まで時間も一日有効に使えるのです。
日中から夜にかけて乗車し、その間3時間の休憩を取って1日おきの勤務となります。
その中でも特に1日働いて次の日は休むというような“隔日勤務”の人気が高い様です。休みを取りやすいことが人気なのでしょう。
残業が無く過度なノルマもなく、自分なりの仕事の結果が収入に直結している職業は非常に魅力があり、他と違うワークスタイルが人気なのだと思います。
色々な業種と比較した結果
マスコミ等でも多く取り上げられる法定外残業・過労死。大手企業でさえブラック企業のニュースとして話題になっています。
人手不足も重なって残業代も貰えずサービス残業に悩まさたり、疲れてプライベートが充実できなかったり、通勤の満員電車で更に疲れてしまう・・・。
その点タクシードライバーは出勤し乗務をこなせば、他のことはなにも考えずに済むということでは気軽なのかも知れません。
自分の時間をキッチリ取れるのは魅力の1つ。
また隔日勤務の場合であれば11勤務にして、ローテーションにより一か月の中で1週間の休暇も取れます。
趣味や旅行などが好きな方にとっても最適です。
運行管理上、有給休暇の申請もタクシー業界では簡単に取得可能なのです。