タクシー業界の将来はどうなるの！？
もし、今タクシー転職を考えているあなたは、どうしますか・・・
新型コロナウイルスの世界的な流行により、多くの産業が未曾有の打撃を受けました
特に移動手段として広く利用されているタクシー業界も例外ではなく、人々の外出自粛や観光客の激減により、一時的に需要が大きく停滞しました
しかし、2023年の3月に入ってからは、タクシー需要が徐々に回復傾向にあることが明らかになっています
配車アプリや過去最高の円安による外国人観光客の増加に伴い、現在のタクシー業界はどうなっているのか
また、将来のタクシー業界はどうなっているのか、ご判断ください
タクシー業界の現状
出典：東京ハイヤー・タクシー協会HP データライブラリー「東京のタクシー2023」
国土交通省2023年度の統計によると、日本全国のタクシー輸送人員は7億3,800万人がタクシーを利用しています
全体の3.4％をタクシーが占めており、「3.4％」の数字のみ見ると少ないと思う方もいるかもしれないですが
タクシーはバスや電車とは違い、少人数を輸送する乗り物なので、そこを加味して考えると凄い需要があると言うことです
出典：東京ハイヤー・タクシー協会HP データライブラリー「東京のタクシー2023」
東京都のみに焦点を当てると、全体の5.5％を占める1億8,000万人がタクシーを利用しております
先ほども述べた考え方で考えると、東京は、驚異的な需要があるということです
タクシーを利用する方の割合が多いということが・・・都内のニーズそのものなのです
そして顕著な数字として・・
配車アプリの普及が激増している
出典：東京ハイヤー・タクシー協会HP データライブラリー「東京のタクシー2023」
令和4年度の無線配車とアプリ配車の合計は31.650.070回と過去最高の配車依頼が来ております
アプリ利用者は、日増しに増加傾向にあり、今後も配車数は伸びることは間違いことです
タクシーの配車アプリは多くあり、一般的に認知度が高い「タクシーGO」や「S.RIDE」が2大アプリとして、「Uber」なども存在します
会社ごとに使用できる配車アプリは異なるため、絶対的に「Uber」で呼ばれて輸送できるとは限りませんのでそこは注意してください
「タクシーGO」や「S.RIDE」は日本人の利用客が多く、「Uber」は外国でも日常的に利用されているため
外国人観光客が利用することが多いイメージです
タクシー転職の相談が多いのは・・・どのアプリが良いか・・質問が多数あります
「タクシーGO」や「S.RIDE」を選んでも、売上にさほど変わりがないというのが事実です
ここのアプリの特性が違います。その使い勝手により「営業収入」は上がります
東京のタクシーは驚愕の世界1位を誇ります
「東京のタクシーは世界1位」この言葉をみなさんは、覚えていますでしょうか
滝川クリステル氏よりIOC総会内における東京招致プレゼンテーションで、 東京のタクシー評価が世界で1位と紹介されました
世界を旅する7万5, 000人の旅行者を対象として行った最近の調査によると、東京は世界で最も安全な都市です
公共交通機関、街中の清潔さ、そしてタクシーの運転手の親切さにおいて第1位の評価を受けています
東京の街並み、円安による外国人観光客の増加
日本政府観光局が毎月発表している訪日外客統計によると、日本を訪れる外国人の数は2023年10月にコロナ禍前の2019年を上回る水準に回復している
その後も順調に増加しており、このペースが続けば、2024年は2019年を通年で上回る数の観光客が訪れると予想されています
2025年には大阪・関西万博を控えており、さらなる観光客の増加が見込まれる日本のインバウンド市場
つい最近のニュースでは、過去最高の観光客を記録したと報道されました。円安の影響もあり、海外の観光客は惜しまずタクシーを利用されます
電車やバスでは行き先が決まっている上、乗り換えなどが難しいなどの声をよく聞きます
一方、タクシーは乗り、行き先を伝えれば目的地に到着するので海外の観光客の方は安心できます
また、チームラボや東京スカイツリー、浅草寺、東京タワーなど東京には多くの観光地があり
観光地と観光地の間を隙間時間少なく、お乗せすることが可能なため、効率良く営業収入を上げることができます
外国人観光客向けに始まったTSTiE（タスティー）ドライバー認定制度
英語による観光ドライバーの研修・認定制度 「TSTiEドライバー」が平成27（2015）年にスタートしました
これは増加する外国人旅行者の多様化する需要に対応すべく、英語での観光案内をドライバーが直接お客様に行うものです
TSTiE（タスティー）ドライバーのメリットとして、ドライバーがガイドを兼ねることから、費用もおさえることができ、訳ガイドが同乗しない分、より多くのお客様がご乗車いただけます
多くのタクシー会社は福利厚生で副業可としており、俳優や女優、声優、フリーランスや外国で仕事をしたい方など
様々な方がタクシー運転手をしており、タクシー運転手をしながら英語を学べることができるとTSTiE（タスティー）制度は大人気です
四季を味方に！日本人の移動手段としても欠かせないタクシー業
良く業界ごとに繁忙期と言われる時期があるかと思います
不動産業なら引越しが多い2月や3月、ピザ屋ならクリスマスの時期など・・
タクシー業は四季全てが繁忙期なのです
- お花見時
- 梅雨の雨天時
- 夏の猛暑時
- 秋の台風
- 紅葉シーズン
- クリスマス
- 年末年始（忘年会シーズン）
- 冬の降雪
皆さんも想像していただければ分かるかもしれませんが、一度は上記の時期にタクシーを利用された人は多いのではないでしょうか
四季だけではなく、日常でも忙しい時間があります
- 朝の通勤ラッシュ時
- 夕方の帰宅ラッシュ時
- 電車、バスの終電が終わった後の深夜や早朝
電車やバスは、あくまでもパブリックな乗り物なので、時間や乗降場所などの制約がある中で稼働しています
タクシーは 24時間営業、そしてドア・ツー・ドア。お客様のニーズや生活に合わせてご利用いただけます
時間や場所の制約がないため、多忙な都市生活者や移動しづらい育児中の女性や高齢者及び障害者の方々にも最適な交通機関です
本日タクシー業界の現状を踏まえて、今後の需要などを述べさせていただきましたが
今後もタクシー業界は伸びることは間違いかと思います
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