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介護タクシードライバーの仕事はどんな資格が必要なのか?



昨今、介護タクシー・福祉ドライバーが注目されている。
実際に介護タクシーで仕事する上でどんな資格が必要なのだろうか?
このサイトにも「介護系のドライバーの仕事をしたい」がタクシードライバーの仕事とどう違うのかと言う問い合わせが少なからずあります。
このような疑問をお持ちの方向けに簡単にまとめてみました。

目次

1.介護タクシーに必要な2つの資格

普通自動車二種免許

介護タクシーのお仕事を始める上で“普通自動車二種免許”は絶対に必要な資格です。
この資格を取るには普通免許3年以上の経験が必要の為、早くても21歳以上となります。

介護タクシーへの就職をされる場合はこの免許を取得する必要があり、タクシー経験者が介護タクシーに転職する方が多いのもこのような理由が一番なのです。

また個人事業でも介護タクシーを開業される方であれば“普通自動車二種免許”を取得し、管理者・福祉車両の確保などの設備要件・資金要件などを整えて申請を行えば介護タクシードライバーとしての仕事をすることも可能です。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級

介護職員初任者研修は2013年以前ホームヘルパー2級と呼ばれていた資格です。
この名称はご存じかもしれません。
介護タクシーの乗務員としてお仕事をする方は必ず取得する必要があります。
尚、福祉タクシーのドライバーのみの業務であれば必ずしも取得する必要はないのですが介護タクシードライバーを名乗るのであれば最低限取得しておきたい所です。

 

2.介護タクシーに介護職員初任者研修が必要な理由

簡単に言うと“介護職員初任者研修”は介護・介助を伴うような業務で事業となる場合には必要となります。
単なる介助として必要となる人を輸送する業務だけの方に対してはこの資格は要りません。
また介護職員初任者研修以外にも介護資格として「実務者研修」「介護福祉士」「ケアマネジャー」などがあります。
介護タクシーの資格要件としては介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の資格取得だけで十分だとうことを覚えていてください。

介護職員初任者研修は最短で約1~3ヶ月程度で取得できると言われています。

 

介護職員初任者研修とは

いわば「介護のスタート資格」で『在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する研修』(厚生労働省より)です。

直接身体に触れる「身体介護」を行うには介護の資格が必要ですが数ある介護資格の中で最も取得しやすいのはこの介護職員初任者研修です。

介護職員初任者研修の資格内容・メリット・受験資格・合格難易度・取得後の転職のコツなどをご紹介します。

 

「介護職員初任者研修」とはどんな資格?

介護の仕事は大きく分けると掃除や洗濯・料理などの「生活援助」。また利用者の身体に触れて食事・入浴・排せつなどの日常生活を支援する「身体介護」の2種に別れます。

その中で、利用者の家を訪問して行う訪問介護でも老人ホームなどの施設介護でも同様です。

利用者の身体に触れる「身体介護」をするためには、必ず介護の資格を保有している必要です

介護の資格は、比較的短期間で取れるものから難易度の高い国家資格まで様々です。
その中でこの介護職員初任者研修は通常3カ月程度で取得可能な最も取得しやすい資格。

以前はホームヘルパー資格も1級・2級・3級や介護職員基礎研修がありましたが現在は制度変更により介護職員初任者研修が新人向けの入門的な資格として位置づけられています。

 

“介護職員初任者研修”を取得するメリットは?

タクシー介護に於いては利用者から資格保持者となり信頼され、業務の幅が広くなります。

無資格ですと仕事内容も利用者のこと理解できず、不安に思う事が多いと思いますが介護資格があれば自信も持て業務につけると思います。

仕事の幅が広がる事で給料も無資格より相対的に高くなりますし、資格手当てがつく場合もあります。
当然利用者よりそれなりの利用料金も徴収できるメリットがあります。

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)を取得することで、介護タクシー業務が可能となり、介護タクシーへの乗降だけでなくご自宅内での介助・病院内での移動介助なども可能です。
また介護タクシーは介護保険適用サービスの扱いなので介護報酬を受け取る事ができるといった収入面での安定も期待できます。

利用者の方への安心・安全・信頼と仕事領域を広める事ができるのが介護タクシーなのです。

 

介護の資格により、大学や福祉系の専門学校に通っていなければ受験資格自体がないという資格もあります。
しかし介護職員初任者研修は未経験でも取得できます。
学歴も年齢も問いません。性別も関係なく、特に最近では女性の方や定年後の方にも人気です。

通信講座や短期集中講座など様々な手段があり仕事をしながら、また主婦でも取得しやすい資格です。

 

介護の理念から高齢者への接し方が理解でき、専門的身体介護の業務ができるようになります

研修では介護の知識を理念から学ぶ事ができます。
また人間の体のしくみ・老齢化した時の身体的な変化・基礎的な医療知識なども学びます。
これらを知る事でケガや病気が起こったときの対処だけでなく、予防などに役立てることができます。

タクシー介護からキャリアアップのスタートライン資格も楽しくなります

資格を取得する事により、会社のリーダーや管理者へキャリアアップの可能性も広がります。
「介護職員初任者研修」は介護実務の入門資格とお話しましたがその後も「実務者研修」を経て、介護の実務期間3年の後には国家資格である「介護福祉士」の受験資格を取得する事ができます。

日本は世界の中でも最長寿国です。
2025年には団塊の世代が75歳以上に達し、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という超高齢化社会も間近なのです。
それに伴い5年後の2025年には230~250万人もの介護職が必要になると言われていますが人材は圧倒的に不足しているのが現状です。
タクシーと言う乗り物が介護として今後益々必要とされる時代がくるのです。

ココがポイント

一般で取得する介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)講座

介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)を受講したいけど仕事をしているためどのように取得できるのか?費用や期間など実際にどのくらいかかるのかが関心の高い点だと思われます。

初任者研修は開講の学校により『土日・夜間開講コース』や『短期集中コース』など受講者の希望に合わせた講座を開講しています。
また期間限定でのキャンペーンや各種割引制度もあり通常よりお得に受講する事も可能です。

費用・開講スケジュールなど詳しい内容についてはネットやパンフレットを資料請求の上で受講内容の検討してみましょう。
費用も安い通信受講もあります。
またこれから入社される会社でも費用負担している会社もあります。

 

3.介護タクシーに役立つその他資格や研修

介護タクシーでより良いサービス提供をするために役立つ資格・研修が多数あります。利用者への安心・安全のサービス提供、ご自身のお仕事の領域の幅を広げる際の受講も考えてみては・・・。

 

ユニバーサルドライバー研修

平成23年10月よりバリアフリー研修推進実行委員会(一般財団法人全国福祉輸送サービス協会及び一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会)が開発、推進している研修です。
タクシー乗務員の”接遇向上”のための教育研修であり、介護タクシー利用者とのコミュニケーション・車いすの取り扱いや乗降時の介助方法等についての知識・スキルを身につける事ができます。

 

普通救命講習

公益財団法人東京防災救急協会の講習で心肺蘇生・自動体外式除細動器(AED)の使用方法・窒息の手当・止血の方法などを学びます。

介護タクシーの利用者に何かあった際にも応急処置・緊急処置ができるようになり、利用者へ安全・安心のサービス提供にもつながります。

また救命入門コースは90分/回のみで受講可能なため、お仕事後や休日などに気軽に取得できるのも魅力です。

※国際自動車Kmや京王自動車では、全タクシードライバー・乗務員に研修、取得しています

 

ハートフルアドバイザー研修

接客サービスに従事する方を対象とした高齢者や障害者に適切な接客サービスを提供するにあたっての心構え(心のバリアフリー)や基本的な知識で実践的な技術を習得するための研修ですが【主催】公益財団法人 総合健康推進財団 関東支部が実施しています。

介護タクシーにおいても、接客サービス時の応対が良いとリピーターにつながる可能性も高まるのではないでしょうか。
通信講座修了で得られる資格(ハートフルアドバイザー2級)と集合研修修了で得られる資格(ハートフルアドバイザー)があります。

 

サービス介助士(ケアフィッター)

公益財団法人 日本ケアフィット共育機構が主催のサービス介助士(ケアフィッター)は運輸業・小売業・観光業・レジャー産業などサービス業を中心に多くの企業でも注目を集めている資格です。

高齢者やお身体の不自由な方に対して、必要な「おもてなしの心」と「安全な介助技術」を学びます。

介護タクシー業務に必要な接客サービススキルと介助技術が学べる便利な資格です。

 

タクシー求人で目にする介護タクシーと福祉タクシーの違いとは?

4.介護タクシーと福祉タクシーの違い

ここまで介護タクシーについて触れてきましたが次は『介護タクシー』と『福祉タクシー』の違いについて簡単にもう一度ご紹介します。

福祉タクシーとは

福祉タクシーとは福祉自動車を使用して介護認定を受けている方・身体障害者手帳の交付を受けている方・肢体不自由・内部障害・精神障害などをお持ちで単独移動が困難な方・単独でタクシーや公共交通機関などの利用が困難な方を対象に病院等の送迎サービスをするタクシーの事をいいます。

尚、福祉タクシーは略称であり、正式名称は「一般乗用旅客自動車運送事業(福祉輸送事業限定又は患者等輸送事業限定)」です。

一言でいえば介護をせずに利用者の輸送のみの業務という事になります。当然付加価値のサービスを提供しない分、売上・収入面として幅は狭まります。

↓介護タクシーに就いた時のサーヒス内容一例

求職者から多い質問は介護タクシーと福祉タクシーの違いが分からず、連絡してきます。
一般のタクシー会社の場合は介護サービスを持たず、福祉タクシーとしてのサービスであり、単純な輸送サービスの一貫として介護が必要な方を乗務していただいているのです。
介護タクシーでないので介護サービスの料金を頂いけません。
介護サービスを利用いただいて初めて介護タクシーと言えるのです。

介護タクシーについての基礎知識として理解した上で介護タクシー・福祉タクシーどちらでの仕事を目指すのかを決める際の参考にしてみてください。

介護タクシーを利用される方は介護タクシー = 介護サービスを含めたタクシードライバーという認識もある方も多くいます。
タクシーの乗降時の介助ができるかできないかは重要なポイントです。
近年単なる一般のタクシードライバーでさえ駅の付待ちや病院への送迎など車イスからの乗降も日常茶飯事です。

今後益々利用者から必要とされます。それに合わせて介護タクシーにおける介助スキルは必要となってきます。

今こそ、積極的に介護タクシーの分野で就職を考えてみませんか。

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