多様な働き方の時代でタクシー乗務での就労を考えている方に
ータクシー乗務で働く時に知っておきたい基礎知識ー
タクシー乗務(運転手)とは
未経験でタクシー運転手への転職を考えている方に、仕事内容をご紹介したい
●今タクシードライバーは運転好きの20代の若者に人気の職業となりつつある
慣れると時には運よく営業収入が伸びて思いのほか高い給与だったり、お客様から感謝のお言葉やチップを頂戴したり良いこともいっぱいある職種というわけだ
その日、運よく良い乗務だったり、自分なりに努力をすれば、目標の営業収入も達成し、やりがいを感じたりすることもある
●またタクシードライバーになるには第2種運転免許が必要になるものの基本的には乗用車に乗り慣れている人なら誰にでもできる仕事である
●タクシードライバーは歩合制を取り入れているので、やる気があれば他の職種よりも稼げる
他の職種に比べ、個人の実力次第となっているのでモチベーションを高く保つことが比較的容易でやりがいを感じやすい仕事でもある
そして、まさに個人事業主のような色が強く、一般的な企業とは異なり、会社の中での出世争いや上下関係もないので社内のストレスもなく、好きな時間に働けるのがメリットである
●各種あるドライバー仕事の中でも、タクシーは暑い夏も寒い冬も気温が安定した車の中の仕事であり、重い荷物の作業等があるドライバーよりは数倍楽だという人もいる
肉体的な疲労はそう多くはないのも事実だ
果たして、タクシー乗務はそんなに良いことばかりだろうか??
接客、労働時間、道を覚える等、見たり聞いたりするより想像以上だろう
これらを事前に認識して置かないと後悔することになる
タクシー運転手の勤務体系は少し独特
1日の勤務時間が、通常の一回の勤務と言われる場合、21時間程度とかなり長く、出勤日と明け日と交互に繰り返す「勤務」は稀だ。
隔日勤務(月12乗務の場合. 月内12回の乗務業務があり2日間で1勤務を行う)と呼ばれる働き方をする
朝、出勤し更に夜の乗務も続くのである。途中休憩もあるが会社員時代の8時間労働で毎日家に帰って風呂に入って一杯やってのんびりするということに慣れた身体には当初の乗務はきつく感じられるかもしれない
休息にしても、実際に乗務し始めるとお客様の多い時はあっという間に時間が過ぎていき予定どおり休息が取れないこともある。
つい売上を上げたいと思えば、休憩を短縮したくもなる
道(地理)を覚えることについて、乗務を続けるうちに次第に詳しく成るが、早めに自ら積極的に覚えようとする努力をしなけらば営業収入はなかなか上がらない
これからもっと詳しく"指南"として解説していきたい
転職への指南とは何ごとも初めに計画ありき!
後悔しないための前提として、まず何のためにタクシー運転手に転職するのか
どのように乗務をするのかを具体的にしておこう
転職プランとは、“その人らしく生きるプランを考える”ということだ
これが明確でないと、ただ何となく乗務し、たいした収入も得られず、やりがいも感じられずに悶々と過ごすことになる
充実した転職を計画的に推進するため、下記のステップで考えてみては・・
自分らしさを発揮する"転職の目標計画"の形成のポイント
1) 目指すべき姿を掲げる
2) 更に、その目指すべき姿ごとの基本対策とその方向を定める
3) 具体的な数値目標を掲げて転職活動に取り組む
これをクリアして転職すれば、自己の個性と能力を活かして活躍できることになる
"転職目的"への再確認
1) 何を求めタクシー運転手になるのかを意識する
(収入・時間の自由・人間関係・運転が好きなど)
2) 求めたことへの近道(最善)を考える
3) 可能であれば日時や売り上げなど数値的目標を決める
ただ日々ある仕事をこなすのも悪くないが目標を顕在化することで、そこに向かっていく気が前や、やる気(モチベーション)を保てるはず
"勤務適性"への指南
最近のタクシー会社も勤務体系に多様性を持たせ、転職者のライフスタイルに合わせようとしている
慣れてしまえば非常にホワイトな職場と成りつつある
1勤務当たりの乗車時間が休憩3時間を含む19時間 ~最大21時間と長い
自分のペースをつかむまでは体力的に辛い場合は状況に応じて無理のない乗務スタイルを考えなければいけない
夜遅くは眠くなってしまって苦手という人も、日勤のみの勤務も募集している会社もある
初心者は、いきなり隔日勤務を行うのは身体に負担がかかるので、日勤・夜勤のシフト制から始めたいが、そのような会社は無いのがタクシー会社の習わし
最近は、時短などパートや女性向けに勤務体系も変わりつつある
※都心部は隔日勤務が主流だが、地方ほど柔軟な勤務体系である
長時間乗務するのは疲れるので、こまめに休憩をとり、体が慣れるまで、休憩を多くとることを心掛ける必要がある
体調も万全で、夜型思考の方は、「夜勤務」ができる勤務体系の会社も、会社選びの時点で考えた方が良い。日勤に比べ、収入面として稼げる
"健康康管理"への指南!自分の体調管理は徹底して行う
自分の健康状態などをしっかりと自分で管理できる人が、タクシードライバーに向いている
事故を起こさないために、しっかりと緊張感を維持して運転し、どんなことがあっても迅速に対応できる反射神経を発揮できるように、健康な体を維持しなくてはならない
事故ゼロのプロドライバーとなるには、長時間の勤務を無事に過ごすために、自分で時間割を作ってしっかりと睡眠時間を確保する等の努力が近道となる
長時間に及ぶ運転業務と、常に安全確認など神経を使う仕事。
個人差はあるが多少なり目や肩、腰にくる。肩こり、腰痛になる前に、腰のベルトや運転中の座り方を姿勢正しく行うなど防止に心がけなければならない
ベテランの乗務員たちは、日ごろから腰のベルトやクッションなどを使用したり、正しい座り方を維持したり、規則的に車外で自分なりに工夫している
《健康管理上こんな人は適さない》
・長時間睡眠が絶対不可欠な人
※睡眠時無呼吸症候群が増えている
・腰痛もちの人
・目が疲れやすい人
健康を維持して元気に働くために定期的に健診を受け、その結果を受け止めしっかりと対策をとることが必須となる
※入社すると必ず年2回の定期検診がある
タクシードライバーの仕事は、安全性の面から勤務時間が厳密に管理されており、厚生労働省で定められた時間以上働くことが許されないことも知っておこう
当たり前だが、生活習慣として暴飲・暴食による不健全な食生活は留める必要がある。肥満から糖尿病の恐れにも気を使うこと
"メンタルヘルス"の指南
乗務することで身体の健康が大切なのはもちろんだが、心も元気であることは、仕事を始める上でも必要なこと
タクシードライバーは勤務形態や心理状態も変化を強いられており、乗務に関する強い不安、ストレス等を感じているのだ
安全運転はもとより、人と接する仕事なので、気がつかないうちに過度なストレスが溜まっている
ストレスサインをそのまま放っておくと、ストレス性の疾患等、治療が必要なレベルに移行する可能性もある
サインに気づいた場合には、早めに相談するなり、対処するなどの対応をとることが大切である
いかに上手にストレスと付きあっていくかが、ドライバーに必要な知恵である
"稼ぎ・収入”の指南!当初の収入が不安定なら色々挑戦してみるべし
タクシー乗務は月によって売り上げが左右され、給与が不安定だ
転職してもやはり不安を抱えた毎日となるが、その月々の稼ぎ方を覚えれば、ある程度安定できる
会社によっては、新人のうちは一定の給与を保証してくれる形が多い
また毎月、稼げるコツなども教えてくれる
その方法などを全く教えてもらえず、資格試験のみの研修で、後は独学というのが多いので会社選びの時点で注意しよう
どこの会社でも、トップクラスの乗務員が在籍しているので、その先輩のアドバイスを取り入れて、試していくのも良い
とは言え、それぞれ癖があるので、自分流を研究していくことが大事だ
ここに個性が発揮でき、頑張り甲斐のあるところだ
これがタクシー乗務の魅力でもある
安定した高収入を狙うなら、色々なノウハウや経験を受け継ぎながら、一人ひとりが興味を持つ分野、例えば語学スキルや歴史などの知識を身に着けスキルアップを図ることだ
運転業務とはいえ、客を乗せるサービス業
この教養と信頼が客に高満足を与え、安定した高収入に結び付き、収入に差が生まれることになる
"安全管理"の指南!交通事故や違反が不安
はじめてのタクシー乗務への転職は、交通事故や違反が不安になる人も多い
交通事故、違反等で免許停止や取消しになったら、全くの無収入になるだからだ
特に道が分からないうちはどうしてもリスクが高まる
タクシードライバーは1日で約300kmほどの運転の仕事なので、一般のドライバーよりも交通事故に遭う確率や交通違反で取り締まられる確率が高い
職業柄、軽微な違反だと受け流してしまうと、すぐに点数が消え、30日、60日と免許停止になり、仕事を続けることも難しくなり退職せざる得なくなる
不思議なことに、事故を起こさない乗務員は、忙しく走り回り営業収入がいいのにも関わらず事故を起こさない
何十年以上も無事故・無違反の上、常に収入も安定し長く続けている
一方、事故を起こす乗務員は、時間のゆとりもあり、営業収入も高くないのに、いつも事故や違反の常連となるものもいる
その差は、その人の運転の適性と考えられている
適性とは、集中力や基本に忠実に乗り、不用意な運転行動をとらないということだ
基本を守らないと事故に巻き込まれるリスクも高い
転職前の日頃の運転ぶりを振り返って見てほしい
つねに「だろう」運転をしている人は、確立として事故を引き起こしやすい
事故対策として「一般診断」というのがある
集中力や基本に忠実であるかをチェックするのだ
65歳以上は3年毎の「適齢診断」、事故を起こした場合の「特定診断」「特別診断」などを受診することになる
乗務中に交通事故が発生したどうなるか。交通違反などの罰金、反則金は自己負担となるのだ
事故保証はあるものの損害額の何パーセントかを乗務員に背負わせる会社もある
仮に5%だとしても、500万位の損害が発生したとしたら、25万円くらいの負担となり、人身事故を起こしてしまうと、これ以外にも行政より交通違反罰則金として70~80万くらいの罰則金がきてしまう
雇用事前に、会社や組合などの事故等の保障の確認は十分すべきだ
”会社選択”の指南!転職前の求人内容や応募の段階で自分に合っているのかを厳密に考える
全国各地にある様々なタクシー会社は当然ピンからキリまである
タクシー会社選びは給料優先で決めると必ず後悔することになる
きちんと情報収集を行った上で、自分に合う働きやすく稼ぎのよいタクシー会社を選んで転職をすることだ
成功させるために大切なことは、 前もって心配なごとや不安材料を明確にしておくことも忘れずに
基本的な会社の見るポイントとは、ここだ
きちんと売り上げを上げてくれるような教育を行ってくれる会社か?
万が一の時に乗務員を守ってくれるような会社か?
内勤も含め、温かい人間関係が築け長く働けるような会社か?
求人募集だけ見ると魅力的に見えるが、現実は甘くない
決してブラックとは言わないが、担当者の甘い言葉の会社に入らないように充分注意すること
そして各社それぞれが経営上の特性をもっているので、自己の転職計画にマッチした会社を選ぶこと
報酬額や平均年収にこだわりをもっている会社
休みを取りやすいシフト体制をとっている会社
希望の勤務地を選択可能にしている会社
志望する勤務体系が柔軟な会社
福利厚生が充実、寮や仮眠室などの使い勝手がよく整っている会社
肉体的には少しハードだが収入アップにつながる環境が整備されている会社
売上に差が出ないように、また運転手同士が競合しないようにと気配り体制を設ける会社
家族に安心してもらえるような制度や環境を整えている会社
経験とスキル次第で上級の乗務員としてキャリアアップできる体制を開設けている会社
内勤全体が乗務員の勤務状況や健康状態をサポートする会社
最終的には総合的に判断する必要がある
以上、"初心者編"です。いかがでしたでしょうか。
自分に合っている待遇が整っている会社を選び出すことが、後悔しない鍵となることを忘れずに!
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