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タクシー会社の入社時の「健康診断」は鬼門のひとつ

お客様の命を預かる仕事であるタクシードライバーは健康診断が必須です。

タクシードライバーの業務はお客様が希望する場所へ車で安全に送り届ける事です。
常に心身共に健康でなければ業務は遂行できません。

乗務に於いて休憩は取りますがある程度長時間の運転を必要とします。

ドライバー自身が運転に適した健康状態であるのかどうかを雇用時は勿論の事、会社として年2回の健康診断が義務づけられています。

健康診断をしない乗務員は乗務できないなど、運行管理上も厳しく制限されています。

先ずは入社時にタクシー会社指定の病院で健康診断を実施

 タクシー会社では面接を受け内定と同時に健康診断を全員が受ける事となります。

これにより最終的に合否が決定します。

 タクシー会社の面接と併せて実施される健康診断をメインに説明していきます。

 

 雇用時の健康診断の判断基準とは・・・

採用については健康診断の結果によりますが基本的に国土交通省の管轄に於いて、一定の規定があり、各タクシー会社共通となります。

・ドライバーが運転の最中に突然死につながる脳疾患や心疾患をかかえていないか?

・日頃の持病を抱え運転に支障がないものかどうか?

・薬を適正に服用し自ら管理できているか?

二種免許を取得し、業務として「緑ナンバー」に乗るので当然厳しくチェックされます。
そうじゃないとお客様も安心して乗れませんからね。

採用の悩み:

こんな方に入社してもらいたかったのに「入社」できないと言うケースは多々あります。

 病状で一番問題視されるのは「糖尿病」

 一般の職場で雇用する際には差支えありませんがタクシーの場合糖尿病について一定の基準があります。

糖尿病とは?

糖尿病とは血液中の血糖が慢性的に多い状態となり、血糖値が高くなる病気です。
血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンの作用不足によって起こります。
糖尿病の発症には遺伝的な要素がみられますが生活習慣病のひとつです。
多くの場合食生活や運動不足・肥満などに起因します。糖尿病を無治療のまま放置すると、心筋梗塞や脳梗塞など緊急度の高い病気だけでなく、3大合併症といわれる糖尿病(性)網膜症、糖尿病(性)腎症、糖尿病(性)神経障害(糖尿病性ニューロパチー)にかかるリスクが高まります。
また、著しく高い血糖は、それだけで昏睡(こんすい)などと言われ乗務させることができないのです。

糖尿病と判断されたら採用担当と血糖値の数字と治療に専念して、食事療法・運動療法・飲み薬・場合によってはインスリンなどの注射により、入社の待機をせざるを得ないのです。

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近年、気をつけなくてはならない病気にもう一つあります。

 特に怖いのが睡眠時無呼吸症候群(SAS)。誰でも聞いたことはあるかと思います。

日中に突然耐えられないほどつらい睡魔に襲われる疾病です。

就寝中に呼吸が止まってしまい、良質な睡眠がとれないことが原因とされています。
睡眠時無呼吸症候群になることにより居眠り運転をして事故につながるとされています。
定期的に検査を受け、自分が無呼吸症候群(SAS)でないか。
先ずは確認するようにしましょう。
治療を受ければ治すことができる病気です。特に明け方などの帰庫時には極度に疲れていますので注意が必要です。



それ以外の健康診断の必須項目

 労働安全衛生法では常時雇用する従業員の健康診断で受けなければならない項目を定めています。

タクシー会社の健康診断のなかでの項目は以下となります。

健康診断の項目内容

  • ・既往歴や飲んでいる薬と業務歴の確認
  • ・自覚症状や現在の体調確認
  • ・身長・体重・視力・聴力
  • ・血圧測定
  • ・貧血検査
  • ・胸部エックス線検査・喀痰検査
  • ・肝臓機能の検査
  • ・心電図検査
  • ・血中脂質検査
  • ・血糖値検査
  • ・尿検査

タクシードライバーの健康診断の頻度と内容について

労働安全衛生法の定めることころにより

 1.雇入時の健康診断、2.年1回の定期健康診断、そしてタクシーの場合は深夜業従事者の特定業務従事者健康診断(半年に1回)が義務づけられて、通常は年2回となります。

雇用時の健康診断は側近3か月程度の健康診断書の受診した結果でも認められます。

タクシー会社の場合、面接後の当日又は翌日に産業医又は提携している病院にて健康診断が可能です。特に地方で採用の場合は地方のその場所の産業医の医師の判断が必要となります。

 万が一不採用になったら

一旦不採用になられたらタクシードライバーになれないのか。決してそうとも限りません。

もし健康診断で何らかの問題が発見されても採用されることもあります。

糖尿病の見地もA1Cの数値により、採用・不採用の見解も異なります。是非そんな場合は、問い合わせください。

あるタクシー会社の採用試験では健康診断が原因で落とされたとしても、ほかのタクシー会社の採用試験では合格できる可能性があります。
一旦不採用となったからといって諦めるのではなく、数社を試みることも必要です。
できるだけ健康診断で良い結果を出す努力は必要ですので、その時もアドバイスいたします。

また気をつけて頂きたのが日頃より健康で当日の健康診断を軽視し、結果が悪い場合があります。
面接から健康診断対しては体調管理をしっかり整えておきましょう。

注:二種免許に於ける「深視力測定」検査があります。

これに合格しないと二種免許がもらえません。一般的に一種の普通免許ではない検査です。先天性的なものも加味しています。不合格の場合は矯正のメガネ等で対応しましょう。※新しくメガネを購入する必要があります。


健康診断はあなた自身にとっても大切な事ですので受診しましょう。

疲れがとれない。体調がすぐれないなど、日々あるかと思います。

タクシードライバーという仕事はあなたの体調不良や疲れによる不注意などから大きな事故につながる場合もあります。

年2回の健康診断は日頃の体の状態を知る上で大事な機会です。

自分自身の健康のためにもぜひ積極的に受診するようにしましょう。


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