東京の現役タクシー乗務員100名アンケート投稿より
今回のアンケート及びインタビューの質問の中で転職の動機などを聞いてみました。
今の収入では暮らすのが厳しい、高額の月給を目指したいなど、やはり収入面での理由でタクシー乗務への転職を決定した方が大多数でした。
その中でタクシーの仕事で救われた事例をご紹介します。
収入面で一時的な救済を乗り越え安定した収入に
東日本大震災は2011年(平成23年)3月11日地震発生、直後より生計が一変。
この宮城県仙台出身の男性は自営業を営んでいたが地震後から一年以上も赤字が続き、閉業を余儀なくされ、仙台市内のタクシー会社に就職し乗務したが家族が暮らせる所得も無く東京での「新聞配達業」へ単身赴任で就業。
聞いていた仕事以上に辛く朝夕の配達と集金や勧誘業務まで就いても仕送りもままならなかった。
持っていたタクシーの二種免許を活かす事を考え、都下の多摩地区のタクシー会社へ入社。
当初23区のタクシー会社も考えたが成功しなかった地元仙台市内でのタクシー経験の思い出もあり、都内のタクシー会社への就職を躊躇した。
道も全く知らない中、自信も全くなかった事から都下の北多摩地区のタクシー会社へ就職したそうです。
現在は不定期ながら手取りで30から35万円と賞与が一回20万前後、年間60万円程度で、家族(嫁と娘2名)を東京に呼び、嫁の共働きの収入も併せ一緒に暮らしているという。
現在は年収の480万円に満足していると言う
多摩地区の利用者のお客様は「優しい」と言う。
意外なのは仙台市内のお客様の質は悪く、東京の方が乗務しやすいと話す。
東京でのタクシー乗務に就いた当時は全く道も分からず、駅前から乗られる方が自分の家路を知っており、教えてくれたので助かったと言う。
今でも多摩地区から都内の23区内へお客様を送迎する事があるが車内搭載のナビとスマホを片手に目的地まで行くのにヒヤヒヤするそうです。
8年前には小さかった二人の娘も今では高校や大学へ進学し、ようやくある程度の平穏無事な生活を送る事が出来たという。
休憩の合間の好きな時にタバコが吸える。
それが一番落ち着く時で初乗りの740円で一日数人がつり銭を要求せず、チップとなるのでタバコ代が浮くのも助かると苦笑い。
何年経っても乗ってもらう時は知らない道を言われないかとドキドキすると言うが実際には入社した未経験者の指導員をするまでとなり、ベテランの壱岐にある。
駅構内の付待ちがメインの営業形態
高齢者の方の利用が多く、地域の人の足代わりとなっている。
午前中は病院へ行くために「迎車」として呼ばれる。
またその合間でも駅前に付待ちして午前中は最寄りの駅から病院や買い物への送迎。
年々高齢者の利用者数が増えている事を実感するという。
各タクシー会社は駅の構内権利を有している。
各駅それぞれに利用者の特徴や売上の傾向があるという。
乗務員同士による暗黙の了解である程度の駅付の場所が決められる。
その駅付けの待機場所よりその周辺の迎車の利用者から呼ばれたら行くので、待機駅により、常連の利用者もおのずと決まってくるそうです。
各市町村から「タクシー福祉券」の配布もあり、単身の高齢者に於いては生活する上でタクシーは必要不可欠であり、運転手は家族とも言える存在になりつつあります。
利用される高齢者の方にとってタクシー運転手は息子くらいの年齢でもあり、話し相手としても喜ばれているようです。
特に仙台・東北出身の高齢者も居て同郷の話題で盛り上がる事もあるそうです。
最後に現在のタクシー乗務の事を訪ねてみた
現在はマイペースでできる仕事として充実している。
タクシーは刺激と張り合いがあり、毎日の変化を楽しめるようになったと言う。
家で普段からのんびりして寝ていたら、こんな経験はできない。
運転自体は単純な業務だがお客様を乗せて目的地に行くという小さな役割であるが必要かつ重要な仕事と自分なりに思うようになったと言う。
将来的には子供の成長を見極めていずれは故郷に帰る事を考えていると言う。
地元の親類、親戚からはいつ帰ってくるのかと帰省の度に聞かれるそうで、数年の内には年金の受給と地元仙台市でのタクシーの就職も考えていると言う。
仕事ができるウチはタクシーに就いて居たいという。
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タクシーへ転職をお考えの皆様にとって、転職の不安を少しでも取り除けるよう現在のタクシーの乗務の情報をお伝えしたいと存じます。
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タクシーの入社された方々の実際のお話や今現在も現役で乗務されている乗務員さんの実際のお話等を踏まえて、アドバイスしたいと存じます。
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